日産キックスe-POWERのワイパーについて、構造や性能、取り外し方、メンテナンス方法を紹介します。
ワイパーの取り換え時期について
ディーラーで1年点検をしてもらったところ、以下の診断結果を受け取りました。
結果は、『フロントワイパーのハケが悪くなっています』とのことです。
確かに、最近フロントウィンドウの撥水やふき取りが悪くなってきていると感じてきていたため、ただ単にディーラーがセールスとして押し売りをしているという印象を受けませんでした。ただ、メンテナンス費用総額23000円と提示されたので、自分でワイパーとフィルター交換をすることにしました。
フロントウィンドウの撥水に関しては、ワイパーの往復地点を観察すると撥水コーティングされているかが判断しやすいです。画像を見ていただいてもわかるように、撥水度合いがほかの場所と異なります。
以下の動画のように、大雨の時でも確認できます。水の流れ方が明らかに異なります。撥水されていないと水がガラスに吸い付いて視界が悪くなりますが、撥水されていると水玉になり水玉の隙間から前方を見ることができるので、未撥水状態よりも視界は良好です。
ちなみに、3か月使用しただけでも劣化は起きてしまっています。
ワイパーの交換手順『日産キックスe-POWER P15』
ワイパー交換の手順は以下の通りです。
STEP1 ワイパーゴム部品の長さと型式確認
キックスのワイパー交換の際に、ワイパーの長さを知っておく必要があります。
そもそもワイヤーゴムだけの交換で良ければ、このワイパーゴムが対応しています。
念のため、オートバックスでも確認しましたが、ワイパーゴムの型式は対応していました。
もし、新車装着時のワイパー以外を使用していましたら、以下のワイパーブレードあるいはゴムを利用してください。ノーマルワイパーのトーナメント型のゴムは、新車のゴムと同じですね。
STEP2 ワイパーの交換部品の調査(厳選商品紹介)
ワイパーの長さが決まれば、あとは、『ワイパーブレード(ゴム付き)』か『ゴムのみ』のどちらを選択するかです。基本的にはゴムのみの交換でOKです。
ブレードも交換が必要な場合は、ブレード自体が変形してしまい、ワイピング後にスジが残ってしまったりする場合です。
私の場合は、以下表の右下の状態で本来ブレードごと交換したほうが好ましいですが、ワイピング自体は現状問題なくできているのでゴムだけの交換でも十分だと判断しました。
ブレードも交換が必要になる場合は、ワイピング後にワイピングできないスジが残るような場合です。撥水できていない場所のスジではなく、ワイピングできていない場所のスジなので注意です。
ワイパーゴムだけの交換であれば、以下のリンクの商品がおすすめです。Autobacsで1本入りを左右セットで1500円で購入しましたが、以下の商品は2本入りで2500円で500円ほど安いです。1年交換であれば2本入りで購入しておいても良いかと思います。
ワイパーゴム(日産キックスe-POWER)
ワイパーブレードは3種類ありますが、特にこだわりがなければ、トーナメント型でいいと思います。
一番安く済みます。
Amazonでは左右セットで2500円ですが、Autobacsでは5000円ほどかかります。ネットでの購入のほうが安く済むと思います。
トーナメント型ワイパーブレード
参考までに、デザイン型やフラット型もリンクを添えておきます。どんな形状なのか詳細を見てみてください。
デザイン型ワイパーブレード
フラット型ワイパーブレード
STEP 3 ワイパーの交換
キックスのワイパーの取り外し方についてです。ワイパーブレードはMITSUBAのブレードを使用していました。
ワイパーアームを持ち上げて、ゴムのついていない側を見てみると、取っ手があります。少し固いですが、まずこの取っ手を外します。
その取っ手を外した後、ワイパーブレードをワイパーアームを軸に回転させ、車両外側にワイパーブレードを引き抜きます。
これでワイパーブレードをワイパーアームから取り外せます。
ワイパー支持の金属棒は、向きを写真のようにしてください。反対向きにしてしまうと、真ん中だけ凸になってしまうので、ワイピングが適切に行えないためです。
ワイパーの廃棄
ワイパーの廃棄方法ですが、オートバックスに行くと、ゴミ捨て場があります。ゴムだけならいいのですが、金属の棒も含まれているので、廃棄が面倒な方は、オートバックスで購入してそのまま廃棄分を処理しても良いかもしれないです。
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