e-POWERになったことで、フロントに12Vバッテリーを設置するスペースが確保できなくなり、リアのラゲッジスペースの下に移動してしまった12Vバッテリーの交換方法について説明します。
12Vバッテリーの場所
先日、近所の車のバッテリーが上がってしまい、その対応をしていた際に12Vバッテリーの場所がわからず、困りました。フロントに12Vバッテリーのジャンパーがあるのですが、本体は何とリアのスペースにありました。オーナーズマニュアルがなければわかるはずがないです。。。
ラゲッジルームの下に敷かれているカバーを取り除くと写真のような部品が格納されています。

黒い発泡スチロールを取り除くとこんな感じです。これ見て笑ってしまったのですが、このスペース本来、タイヤを格納するスペースを12Vバッテリーを置くスペースにしています。すなわち、e-POWER専用の車体ではないということがわかりますね、、、
次期型が出るようであれば、e-POWER専用の車体にして12Vバッテリーの場所ももう少しわかりやすくしてほしいですね。右側を見ると黒のマットの位置も片側だけで左側だけないですが、車体を振動させない為にとりあえず右側だけつけているのかもしれないです。
ただ、右側がうるさくなる要因がいまいちわからなかったです。実は騒音対策ではないかもしれない。


対象のバッテリー

対象のバッテリーは、L2タイプのバッテリーです。L2というのは、バッテリーケースの横幅を示す数値のようです。そのほかの寸法は高さ190mm、縦幅175mmとなります。
こちらのブライトスターバッテリーは、2016年発売の日産ノートe-POWERのバッテリー交換でも実績ありのようで、日産キックスe-POWERも同じL2規格なのでこちらのバッテリーを使用しても良いと思います。値段はBOSCHもブライトスターもどちらも15,000円です。
自分でバッテリー交換をすれば、備品含めて20000円に収まりますが、ディーラーでお願いすると30000万円以上かかります。
バッテリー以外で準備するもの
感電する恐れがあるので、ゴム手袋はするようにしましょう
バッテリーを取り外すのに、六角ナットを緩める必要があるので、レンチがあると便利です。
また、バッテリーを交換すると内部メモリのデータ(音響設定や曲リストなどがつづきからではなく、最初からになる、パワーウィンドウが自動で動かなくなるなど)が消失してしまうので、バックアップを取っておくことをオススメします。
原理は、12Vバッテリーの代わりに電気を供給してくれる装置で、データをバックアップというとやや語弊があるかもしれないです。
取り外し作業
データのバックアップ
ブレーキペダルの下にOBDケーブルの差込口があります。ここにメモリーキーパーを差し込んでバックアップを取ってください。

バッテリーの – 端子を取り外す

バッテリーの+端子を取り外す

ガス抜きのホースを取り外す

反対側にも穴がありますが、塞がっています。白いチョークでチェックマークがついているのでなくてはならない蓋です。新しく組み込むバッテリーのガス抜き用の穴が全て塞がっているか確認するようにしましょう。
両方穴があるのは、ホース位置が車によって変わる可能性があるからだと思われます。

中央のバーについているナットを取り外す

バッテリーを取り出す
非常に重いので、一度発泡スチロールは外しておいて、体に引き寄せてから上に持ち上げるようにしたほうがいいです。腰へのダメージが多少なり軽減できます。
バッテリーの組み付け
取り外しの逆手順です。
注意することとしては、以下となります。
- ナットでの締め付けは締め付けすぎてナットを壊さないようにすること
- ガス抜きチューブを差し込む際、バッテリーケースに複数ガス抜き用の穴が開いている際は、チューブを差し込んでいない穴はすべてふさぐようにする
電装品の調整
パワーウィンドウ(ドライバー)の調整
ドライバーのパワーウィンドウスイッチですが、バッテリーを取り換えると自動で開閉ができなくなっている可能性があります。その際は、ウィンドウを全開にした状態にして、ウィンドウスイッチを閉じる方向に上げたままウィンドウが閉じてください。ウィンドウが閉じてもスイッチを3秒間上げ続けるとオートで開閉する設定ができます。
*メモリーキーパーで電力供給していれば必要ありません。
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